森田療法について

 森田正馬(もりたしょうま)慈恵会医科大学精神科初代教授により大正中期に創られた、神経症に対する「精神療法」です。主に不安障害(強迫性障害、パニック障害、社会不安障害など)を対象に、あらゆる感情を否定しないで『そのままでいい』と受け入れてくれる、人にやさしい療法です。

 私達は、日々の生活や仕事の中で、不安や恐怖、悩みに直面することがあります。普段は、忙しい日々を過ごしていると、そんな感情も流れて忘れてとらわれることはありません。気になっても身近にいる家族や友人、仲間に相談して解決できることも多いです。

 しかし、何かがきっかけで、その不快な感情をどうにか取り除こうとすると、意識することで、ますます強く感じ、それにとらわれ悪循環から抜け出せなくなってしまうことがあります。これを「精神交互作用」といいます。不安や恐怖、悩みは無い方がいいですし、何事にも悩まずに安心して暮らしていきたい、嫌な感情を取り除きたいと思うことは自然なことです。森田療法では、あらゆる感情を否定しないで『そのままでいい』と受け入れ、不安な時は不安なまま、怖い時は怖いまま、沸き上がる感情はそのままに自分の目的に向けてやるべき事をやるところからスタートします。


<たとえば>
 人前で発表で、緊張してうまくしゃべれなかったり、震えたりすることありますよね。その場から逃げたくなることもありますが、逃げだすことはできません。

そんな時は、上手くしゃべるのではなく、伝えることを話すことに徹してみましょう。

◆図書紹介◆ 入門書としておススメです!

 今年春に発売されたこの本は、手のひらサイズで文字数も少なく読みやすい本です。
心の病気の種類、治療法の種類、森田療法の概説、11例の実例、日常生活に活かす森田療法の知恵、生活の発見会の紹介、森田療法を受診できる医療機関の一覧など、盛り沢山です。森田療法の予備知識がないと分かりにくいかなとの思いもありますが、森田療法を学んでみようとのきっかけにはなる本だと思います。一読をお勧めします。

※紹介文をMさんよりいただきました。在庫1冊あります。

★著者/舘野 歩、出版社/株式会社秀和システム、ネットから購入も可能です。
★下記、イメージをクリックまたはタッチすると、アマゾンの通販にジャンプします。

◆ネット記事紹介◆ 森田療法と生活の発見会紹介(デジタル毎日より) 

デジタル毎日に森田療法のお話しがアップされています。

◆ネット記事紹介◆ 森田療法式 心の健康法 (ダイヤモンドオンラインより) 

東京慈恵会医科大学附属第三病院院長・森田療法センター長・日本森田療法学会理事長の中村敬先生のお話しがネットに公開されていましたので、下のリンクボタンより、見れるようにしました。具体的な症状に対して森田療法のアプローチについてのお話しです。悩みの渦中にある皆さまのヒントになればと思いまとめてみました。また、中村先生のお話しの動画も、この下にありますので、是非ご覧ください。

◆ビデオ◆

■森田療法のアプローチ(対処方法)■
再生方法
 ★スマホ =>写真をタッチ
 ★パソコン=>写真をクリック
※動画紹介にあたりメンタルヘルス岡本記念財団の事務局に連絡し、許可いただきました。ありがとうございます。

[1] 第145回  心の健康セミナー 大阪(2015年8月29日)
中村敬先生(東京慈恵会医科大学附属第三病院院長・精神医学講座教授・森田療法センター長)のお話しです。
「森田療法入門講座」

[2] 第119回 心の健康セミナー (2010年11月13日) 

「強迫性障害に対する森田療法」

具体的な不安との付き合い方
<不安に圧倒された時>
①一拍おくこと
すぐに答えを得ようとせず、一拍おいて、とりあえず動き出してみる。
気分が時間と共に変化することを体験的に理解できる。

②時間を物差しにする
「気になる」「すっきりする」といった気分をものさしにするのではなく、
誰にでも平等な時間をよりどころにして次の行動に移ってみる。

③分けること 
「もしも汚れがついていたら・・・」とおびえ、あらゆる可能性を
 ゼロにしようとしがち(予想される不安は全て排除)→不可能な願望
「もしも」の不安は棚上げ(何とかなること、ならないことを分ける)

<行動の指針>
④疑いながら進んでみる
確認を繰り返す→結局すべてを疑っている→不毛なこころみ
完全を求めるがゆえに自分自身さえ信じられない状況
⇒自己を見失っている状態

⑤感じること、感じたことを出発点にする
確認の後の疲労感、情けなさを味わう、
五感を大切にする

★今、せめて、何ができるか?

【質疑回答A】
家族を巻き込む強迫性障害に対する対応

[3] 森田正馬没後80年記念講演会「生きる力 森田正馬の15の提言」帚木蓬生先生のお話しです

 高知県土佐市の高知県立県民文化ホール・オレンジホール開催(2018年7月15日)
 ※動画は「岡本記念財団_動画チャンネル」より、リンク参照させていただいております。

外相整えば、内相自ずから熟す

症状があっても、まずは生活の形(=外相)
から健常者と同じように生活のリズムを
整えて形を作ることで、自然に心(=内相)
も整ってくること

気分本位から目的本位へ

内向的な人は、
気分を目標(=気分本位の姿勢と態度) 
としているため、
気分は事実(=現実の世界)と無関係に
いつまでも自分に内在しているから、
日夜その恐怖に悩まされることになる

不安常住

不安は常に存在するもので、打ち消せるものではなく自然なもの
ゆえに不安とともに行動すること

純な心(=言い訳しない心)

純な心とは、私たち本然の感情であってこの感情の厳然たる事実を
いたずらに否定したり、ごまかしたりしないことである

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