【投稿 : いな さん】
「ああ、私はまだまだ“日々の生活”をちゃんとできていないなぁ」と思うことがあります。
というのも、今の私の生活は、つい「面倒くさいなぁ」とか「まあ後でいいか」と思ってしまうことの連続で、なかなか手が動きません。
何をするにも気分まかせで、「やる気が出ないからやれない」「気分がのらないから無理」と、気づけば毎日そんなふうに過ごしてしまっています。
でも――
そういう自分を責めるのではなく、「あ、いま気分本位で止まってるな」と気づくだけでもいいのかもしれません。
みんな、気分に振り回されたり、逃げたり、止まったりしながら、でもその中でも小さく手を出してみることを繰り返して、少しずつ生活が立っていったのだと思います。
だから今の私も、気分に支配されている日があっても、それはそれで仕方ない。
ただ、そんな日でも、「ちょっと洗い物だけでもしようかな」とか、「郵便物だけでも片づけておこう」とか、小さな一歩を出していけたら、それがもう“生活”の始まりなのかもしれません。
そうやって、今ここにあることを、自分の気分にかかわらず、少しでも「手を出す」ことができたとき、その一歩が、気づけば心の流れを少し変えてくれる――「気持ちが流れていく」のを、私もいつか体験できるかもしれません。
「生活そのものが治療になる」――そんなふうに思えるようになるには、きっと時間がかかるけれど、でも焦らなくていい。どんなに小さくても、自分で手を出したことが、そのまま“治療”になっていく道が、ここにあるのだと思います。